RSL 200

最小サイズのセーフティ・レーザースキャナ:RSL 200
RSL 200セーフティ・レーザースキャナは、設置スペースを極力小さくするよう設計されています。高さわずか80mm、設置面積80×86mm、動作範囲は3.0m、スキャン角度は275°。この設計により、AGVやAMRでの使用はもちろん、小型機のエリア保護や再始動防止にも最適です。最大32セットの保護フィールドを設定できるため、周囲の環境や荷重、速度に応じた調整が可能です。
警告フィールド(×2)と保護フィールド(×1)で構成されるセットにより、さらに細かな調整が可能です。
回転可能なコネクタ、最適化された取り付けブラケット、診断アプリなどの工夫により、簡単な組み込みと高い安全性を実現します。
お客様のメリット
- 省スペース設計:高さわずか80mm、設置面積も80×86mmとコンパクトなため、狭いスペースに組み込まれるAGVやAMRへの搭載に最適
- 走行状況や積載量に応じて動的に対応できる、最大32個の切り替え可能なフィールドセットを搭載
- ナビゲーションに適した高精度の測定データ出力
- 高い信頼性:衝撃や振動、汚れや空気中の粒子に対する堅牢性
- 省スペース設計:回転コネクタ付きM12接続を標準装備し、組み込みが容易
- RSL 200アプリによるステータス情報への高速アクセスと簡易診断
ハイライト

完璧な組み込みを可能にする回転式コネクタ
RSL 200は回転式コネクタを採用しており、機器の組み込みにおいて最大限の柔軟性を発揮します。これにより、ケーブルの取り回しが最適化され、必要な設置スペースも最小限に抑えられます。RSL 200の接続には標準のM12コネクタを使用し、機能に応じて8ピンまたは12ピンのタイプを選択できます。

省スペース設計に最適化
高さ80mm、設置面積80×86mmというコンパクトなサイズのRSL 200は、小型車両の安全確保に理想的です。本デバイスのスキャン角度は275°、動作範囲は3mです。取り付けブラケットにより、RSL 200を水平方向にも垂直方向にも調整することができます。ここでも、省スペースを重視した設計が採用されています。
また、万が一メンテナンスが必要になった場合でも、わずか2本のネジで簡単に交換でき、再調整の必要がありません。

柔軟な保護機能
最大96個のフィールドの設定が可能で、走行速度、進行方向、車両積載量に柔軟に対応できます。切り替えは3フィールドセット(トリプル)単位で行われ、それぞれ保護フィールド(×1)と警告フィールド(×2)で構成されます。この方式により、最大32通りの運用設定を登録して使い分けることが可能です。

3つの通信オプション
すべてのRSL 200スキャナには、設定および診断用のUSBとBluetoothインターフェースが搭載されています。さらに、RSL 230/235モデルはEthernet TCP/IPインターフェースを標準装備していることから、ネットワーク接続も可能で、
AGV やAMRをナビゲートするための測定データの送信や、中央アクセスポイントを介した診断に利用できます。
- USB
- Bluetooth
- Ethernet TCP / IP (RSL 230以降)

モバイルアプリで手軽に診断
RSL 200専用のモバイルアプリを使えば、機器への物理的なアクセスが難しい場合でも、Bluetooth経由でステータス情報や診断データに簡単にアクセスできます。この機能を使えば、
保護フィールドを停止させることなく、重要な詳細情報を遠隔で取得することができます。すべてのメッセージはプレーンテキストで表示され、必要に応じて、Leuzeサービスセンターに直接送信することもできます。
アプリは、AndroidまたはiOSのスマートフォンやタブレットで使用できます。

取り外し可能な設定内容保存用メモリで高い可用性を実現
RSL 200モデルには、取り外し可能な設定内容保存用メモリが搭載されています。万が一メンテナンスや交換が必要になった場合でも、設定内容を新しい機器に、素早く簡単に移行することができます。また、万が一メンテナンスが必要になった場合でも、わずか2本のネジで簡単に交換でき、再調整の必要がありません。
アプリケーション
モバイルアプリケーション:AGVおよびAMRの安全保護とナビゲーション

単純な輸送経路を移動する小型車両の安全確保
要件:
小型牽引車両は、光学誘導などの仕組みを通じて一方向に移動します。この車両の搬送経路を、安全に保護する必要があります。
解決策:
RSL 220は車両の搬送経路を保護します。8つの切り替え可能な保護フィールドと警告フィールドのセットにより、カーブや速度の変化にも柔軟な対応が可能です。

小型荷物用の全方向移動型AGV/AMRの安全確保
要件:
全方向に移動するAGV/AMRの搬送経路について、すべての進行方向の安全を確保する必要があります。
解決策:
RSL 200モデルは、AGVとAMRを全方向の安全を確保します。スキャン角度が275°あるため、対角線上に2台設置するだけで対応可能です。32セットの切り替え可能な保護フィールドと警告フィールドセットにより、進行方向や速度に応じた柔軟な調整が可能です。

小型荷物用AGV/AMRのナビゲーション
要件:
小型車両で使用する場合、セーフティ・レーザースキャナはセーフティ機能だけでなく、ナチュラルナビゲーション用測定データの出力も求められます。
解決策:
RSL 200は、わずか80×80×86 mmの小型サイズで、セーフティ機能と測定データ出力を1台で実現します。そのため、スキャナーにコンパクトな設計が求められる小型車両での使用に最適です。保護フィールドの検出範囲は3m、測定データの出力範囲は最大25mです。
固定用途:機械やシステムのエリア保護

エリア保護
要件:
機械やシステムの危険区域は、人の侵入を防ぐ必要があります。同時に、その区域から人が離れたことを検知して機械やシステムが自動的に再起動できるように、人の存在を監視する必要があります。
監視対象エリアは、機械の形状に合わせて設定できることが求められます。
解決策:
RSL 200は、監視エリア内への人の侵入や滞在を検知できるため、自動再始動の実現が可能です。設定可能な保護フィールドは、275°のスキャン角度により、「曲がり角付近」や1台の機械の2面にわたるようなエリアでも、保護が必要な範囲に合わせて柔軟な調整が可能です。

再起動防止と死角エリアの監視
要件:
危険防止のため、作業エリアや死角に人が滞在していないことを確認した後にのみ、プロセスを再開できるようにする必要があります。
解決策:
RSL 210セーフティ・レーザースキャナは保護フィールドを設定することができ、死角に居る人の有無も監視することができます。
技術的特性
パラメータ | |
寸法 | 80×80×86mm (幅×高さ×奥行き) |
セーフティ | タイプ3、 パフォーマンスレベルPL d, SIL 2 |
保護フィールドの動作範囲 | 3 m |
警告フィールドの動作範囲 | 15 m |
スキャン角度、分解能 | 275°、0.2° |
設定可能なフィールドセット(保護フィールド×1、警告フィールド×2) | 1 / 8 / 32 |
分解能、選択可 | 70 mm、50 mm |
コネクタ | M12コネクタ、8ピンまたは12ピン | イーサネットTCP/IP用:M12コネクタ、4ピン |
測定値出力 (UDP経由) | 距離と信号強度 | 動作範囲 25 m | ROSドライバー(バージョン1およびバージョン2) |
RSL 200アプリ(Bluetooth経由)によるステータス情報への高速アクセスと簡易診断 | |
設定・診断用インターフェース:USB、Bluetooth、RSL 230/235対応イーサネットTCP/IP | |
9か国語に対応した、使いやすい設定ソフトウェア。状況依存のオンラインヘルプ付き | |
取り外し可能な設定内容保存用メモリ | |
アクセサリ:ホルダー、位置合わせ、ガードで狭いスペースでも設置が簡単 |
製品リスト
- フィールドトリプレット数: 32 個数
- 機能: 領域トリプレットスイッチ, セーフティコントロール(EDM), 領域トリプレットの固定選択, 領域ト...
- コネクタ: 丸形プラグ, M12, 12 -極
- アプリケーション: 定位置・危険領域の安全確保, カーナビゲーション, モバイル危険領域の安全確保
- フィールドトリプレット数: 32 個数
- 機能: 領域トリプレットスイッチ, セーフティコントロール(EDM), 領域トリプレットの固定選択, 領域ト...
- コネクタ: 丸形プラグ, M12, 12 -極
- アプリケーション: 定位置・危険領域の安全確保, モバイル危険領域の安全確保
- フィールドトリプレット数: 8 個数
- 機能: 領域トリプレットスイッチ, セーフティコントロール(EDM), 領域トリプレットの固定選択, 領域ト...
- コネクタ: 丸形プラグ, M12, 8 -極
- アプリケーション: 定位置・危険領域の安全確保, モバイル危険領域の安全確保
- フィールドトリプレット数: 1 個数
- 機能: 領域トリプレットスイッチ, セーフティコントロール(EDM), 領域トリプレットの固定選択, 領域ト...
- コネクタ: 丸形プラグ, M12, 8 -極
- アプリケーション: 定位置・危険領域の安全確保, モバイル危険領域の安全確保